焼肉を食べに行けば高くつくよね
女の子一人では入りにくいし、それに、ニオイも気になるしランチタイムにはいけないよね。
焼肉は好き。でもお金がかかるしニオイも気になる。
ましてや、ランチタイムには行くことはないかな。
今までそう思っていたのですが、先日テレビで知った焼肉のファーストフード店「焼肉ライク」を体験して考え方がすっかり変わりました。
今日は、焼肉を1000円台で、安ければ530円で手軽に楽しめる焼肉ライクに行ってきたレポートです。
焼肉ライクって?
焼肉ライクは飲食業界の巨匠、西山知義さんが仕掛けた「お1人様」を意識した焼肉店です。
西山さんといえば数々の飲食店を立ち上げていますが、たとえば焼肉の「牛角」なら聞いたことがあるのではないでしょうか?
2020年11月時点で47店舗ですが、この先300店舗まで拡大する予定だそうです。
「焼肉ライク」は徹底した合理化で、安くて美味しい焼肉を提供している「焼肉のファストフード」です。
1人1台、自分専用のロースターで「一人焼肉」が楽しめます。
焼肉ライクのしくみ
徹底した合理化で、注文から会計まで徹底して人の手をかけない仕組みになっています。
1人1台のタブレットで注文
カウンターには1人1台のタブレットが設置されていてタッチパネルで注文するので、店員さんが注文を聞きに来る必要がありません。
テーブルには1人一台のロースターが埋め込まれていますが、ロースターの火も自分でつけます。
テーブル上に直接配管
水はテーブルの上に水道の配管が通っていてほぼ1人に1つ注ぎ口があります。
トレイがピッタリハマるテーブル
テーブルに溝が掘ってあり、トレイがそこにピッタリハマるようになっています。
引き出しに格納されたお箸やおしぼり
お箸やおしぼりは、カウンターの1人1人の席の手前に「引き出し」がありその中に収納されています。
タレは3種類
宙に浮いたところに調味料の棚があり、そこにはいくつかの調味料が置いてあります。
調味料の棚が宙に浮いているのにも理由があって、それは「テーブルの掃除が楽になるから」なんだそうです。
タレの味はこの3種類。
①焦がし味噌
②生醤油
③醤油
このほかに、コチジャン、ニンニク、レモン汁が置いてありました。
おススメのタレは「焦がし味噌」です。
ごはんに合います。焦がし味噌ダレをつけて、白いご飯の上での「肉トントン」は最高!
焼肉ライクの良かったところ
焼肉が安い!
これは一番お店の特徴になる部分ですが、オペレーションのコストを徹底的に削減にした結果、美味しい焼き肉を安く提供する、というコンセプト通り各種メニューはかなり安めに設定されていて、一番安いものだと530円で定食が食べられます。
米が美味い!
焼肉ライクのお米は「ひとめぼれ」を使っています。
このごはんが、硬さといい、ふっくら加減といい、めちゃくちゃ美味しい!
ちなみにごはんを茶碗に盛り付けるのは専用のマシーンを使っているので、分量にバラツキはありません。なので、もし常連になっても「おまけ」は期待できません(笑)
追加注文が少量から可能
「もうちょっと食べたい」。そんな希望を叶えるべく、お肉は9種類、50グラム(220円~)から追加が可能です。
今回は初めての訪問だったので、100グラム追加してしまいました。
焼肉屋なのに煙が出ていない!
お客さんはみんな、1人一台のロースターで焼肉を焼いているのに、店内には煙が立ち込めていませんでした。
ここにも焼肉ライクの仕組みがありました。
テーブルに組み込まれた特製ロースターは、強力に煙を吸いながら肉を焼くのでほとんど煙が上に上がっていきません。
煙が出ないのでニオイがつきません。
だからスーツを来てる人でもランチタイムに行くことができます。
ええ、僕は必ず行きます。
ホントに3分以内で提供された
焼肉ライクのコンセプトでは、注文してから3分以内に料理を提供すると書いてあります。
今回訪問したお店でも、コンセプトどおり3分以内にトレイが到着しました。
料理の到着が近づくと、タッチパネルのモニターに「火をつけてお待ちください。」というアナウンスが表示されます。
ロースターはABボタンを両押しで着火します。
焼肉ライクのイマイチなところ
値段も手ごろで味も美味しいのでぜひ人にお勧めしたくなるお店ですが、デメリットもあります。
これは表裏一体なんですが、1000円程度で美味しい焼き肉が楽しめるお店ですが、コンセプトが「女性でも一人で入れる」とか、「ランチなど短時間で済ませられる」お店を追求しているので、「その逆」を求めるには向いていません。
家族や大人数には向かない
店舗によっては2人席もありますが、基本的に1人1人の席の間に「仕切り」があるので、隣どおしや向かい合ってワイワイ楽しむのには向いていません。
身体が大きな人にも向かない
カウンターの1人分の席の幅は、だいたい60センチ程度だったので、大柄な人にはちょっとキツいかも。
隣の人との距離を気にしながら食べるのは少し気を遣うかもしれません。
焼肉ライクでは徹底的にムダを省いた驚異のマネジメントをしていた
これはテレビで見た内容ですが、焼肉ライクでは、サービス向上のため、営業上の問題点を徹底的に分析していました。
①覆面調査で現場の把握
1週間に1度全店舗に「覆面調査員」が訪問して、「一定の時間内に料理が提供されているか?」、「オペレーションは問題なく運営されているか」などをチェックして、定例会議で問題点の改善を検討しています。
全店舗に設置されたカメラは営業中の映像が2週間分記録されていて会議では店舗のカメラの映像を見ながら問題点を検討していました。そこで見つかった問題に対して具体的な改善策を提案するんだとか。
正直言って、ここまでの「管理体制」になっていると、怖いですが・・・
②スタッフの研修は動画で
スタッフ教育も徹底したマニュアル化がされていました。
新人アルバイトを採用した時、従業員ごとに教え方にバラツキがないよう、新人研修はクラウド上にアップロードされた130本の動画で研修するそうです。
これはうちの職場にも導入したいと思いました。
③徹底した役割分担でスタッフの人数は最小限に
店舗の合理化はさきほど描いた通りですが、スタッフ数も極端に少なく、スタッフ数はお昼のピーク時でも4人しか配置しないそうです。
そしてスタッフの基本的な役割は次の3つのみ。
①肉盛り付け係
②ごはんとキムチ、スープの盛り付け係
③フロア係(配膳・下膳、レジ)
まとめ
今日は、一人焼肉が楽しくなる「焼肉ライク」のしくみと行ってみた感想を書いてみました。
安いし、早いし、匂いもつかないので、サラリーマンのランチにぴったりです。
お店の仕組みが、女性1人でも行けるようになっているので、1人焼肉を楽しむことができると思います。焼肉ライクのようなお店が増えてくれれば、
「お昼に焼肉?ぜんぜんアリ!」って言えそうです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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