こんにちはNaraoです。
あなたの身の回りには、いつもアクティブで行動力のある人はいませんか?
行動的な人は、新しいことを始め、新しい人間関係を作り、どんどん成長していきます。
もちろん「行動した=成功」とは限りません。
でも「行動せずに成功した人」はいません。
趣味、副業、ビジネス。やってみたいことが頭に浮かんでも、いろいろ考えた結果、実際に行動に移すことをためらい、一歩目がなかなか踏み出せない人は多いのではないでしょうか。
今日は 行動的な人になるためのエッセンスをご紹介します。
ネタ元は、茂木健一郎氏の『結果を出せる人になる!すぐやる脳のつくり方』という本です。著者については説明がいらないくらいテレビでもおなじみの有名な脳科学者です。
この本の参考になった部分ベースに個人の考えを交えてご紹介します。
行動力を身につけるマインドセット
意識的に脳の抑制を外す
「行動力がない」というのは、現代人の脳としては「正常」な状態なんだそうです。
「行動力がない=抑制がきいている」ということで、これは脳の前頭葉が指示通り機能して抑制が効いている正常の状態であるといいます。
確かに、今の世の中は、真面目に生活すればするほど、ルールを守り、行動する前によく熟慮することが正しいとされていますが、それは同時に「抑制を求められている」ということです。
「脳の抑制」を意識的に外すことができると、「行動力のある人」に変わることができます。
抑制をはずすというのは「深く考えない」こと。
脳にとっては、あまり深く考えないほうが物事がうまくいき、その深く考えないことを習慣化するのが行動的になるポイントと書かれています。
「考えないことを習慣化する」と言われてもそれはそれで難しい気もします。
でも、持続性という観点で考えると、「自分が意識して頑張っている」と感じているときのモチベーションはあまり長くは続かず、意識すればするほどできなかったり、そのことによって挫折感を感じたことことはないでしょうか?
みなさん毎日歯磨きをしていると思いますが、「歯磨きを毎日頑張っている」という意識はないと思います。
「まず行動すること」を、このレベルまで習慣化すると、「頑張っている」意識をせずに行動することができると著者は言います。
やらないことを決める
行動的になるためには、「やらないことを決める」ことが大切だと書かれています。
真面目で責任感が強い人ほど、降りかかる仕事を「あれもこれもきちんとやらなければいけない」と考えてしまいます。
ところがそれは、脳のキャパオーバーを招いて 十分なパフォーマンスが発揮できません。
スティーブ・ジョブズも言っています。
何をしないのかを決めるのは、何をするのかを決めるのと同じくらい大事だ。
スティーブジョブスは、一時は追い出されたアップル社の経営を立て直す際、商品の約7割の商品開発を中止し、利益を出している 3割のの製品に集中し業績を回復させたそうです。
すべてのことにじっくり丁寧に取り組む事は素晴らしいことですが、脳の隙間や空白地帯を作っておいて、必要な時に集中して能力が発揮できるようにしておくことが大切です。
不完全でも構わない
真面目な人や完璧主義者にありがちなパターンですが、何かを決めていたのに途中でできなかったとき、
「あーやっぱりできなかった。やっぱり自分はダメだなぁ。」と自己嫌悪に陥ります。
その時に感じる「罪悪感は心のゴミ」だと書かれています。
自分ができる範囲のことをやればいい。駄目だったとしても途中からまたやり直せばいい。完璧主義は捨てて、できる範囲のことをやるという「ベストエフォート方式」で行動することが大切なんだと。
そういえば、Facebookの創業者のマーク・ザッカーバーグも同じようなことを言っています。
Done is better than perfect
「完璧を目指すよりもまずは終わらせろ」
時間をかけて完璧を目指すよりもある程度で一度リリースすることが大切。
つまり「動きながら考えろ」ということだと自分なりに解釈しています。
「むちゃぶり」 が脳を鍛える
行動的な自分になるための脳を鍛えるためには「むちゃぶり」が1番なんだとか。
むちゃぶりによって脳に「負荷をかけること」が脳を活性化し成長を促すということです。
ネガティブな人ほど大きな結果を出す
ネガティブな人には心強い言葉です^^
なぜならばネガティブな人はいつも最悪な状況を想像することができるからです。
不安の中に成功があるので、たとえネガティブな人でもリスクを取ることができれば大きな成果をだすことができるといいます。
仕事に意味づけをしてビジョンを持つ
脳は「意味付け」で活性化すると著者は書いています。
「3人のレンガ職人」の話が紹介されていました。
完成まで100年かかるといわれている教会の工事現場で、3人のレンガ職人が働いていました。そこを通りかかった旅人が3人のレンガ職人に「何をしているのですか?」と尋ねます。
①1人目のレンガ職人
「見ればわかるだろ。レンガを積んでいるんだよ。あー大変だ」と不機嫌に答えました。
②2人目のレンガ職人
「レンガを積んで壁を作っています。なんといってもこの仕事は給料が良いので」と淡々と答えました。
③3人目のレンガ職人
「私は教会を作っています。この教会が完成すると多くの人が喜んで祈りを捧げることでしょう。こんな素晴らしい仕事に就くことができて私は幸せです」と答えました。
3人の共通事項は同じ「レンガを積む仕事」をしているということです。
ただ、それぞれの仕事の「意味付け」が全く違っています。
誰がモチベーションを一番高くもって行動しているかはすぐにわかると思います。
何かを学ぶためには、自分で体験する事以上にいい方法はない。
最後にアインシュタインの言葉が紹介されていました。
The only source of knowledge is experience.
知識の唯一の源は経験である
↓
何かを学ぶためには自分で体験する以上に良い方法はない
一般常識や行程概念が「抑制」となってすぐに行動できないこともあるかもしれまれんが、それでもまずは体験してみること、それが唯一の自分を成長させる方法です。
まとめ
本書は最後に「人間の脳というのは、行動することでした鍛えることができない」と文章で締めくくっています。
行動力のある人になるには、
- 考えすぎずに適度なテキトーさをもってとりあえず行動してみる。つまり「ある程度考えたら考えるのをやめて行動してみる」こと。
- 完璧主義を捨てベストエフォート方式で行動すること。
- パフォーマンスを発揮するためにやらないことを決めて空白部分をつくること
- 物事に意味づけをし「やらされている」という受け身ではなく「自分の課題だ」と考えることでパフォーマンスを発揮する。
まとめるとこんなところでしょうか。
では今日はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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