最近、セルフのガソリンスタンドが増えてきて自分でガソリンを入れる人も多いと思います。
僕の家の近くのセルフガソリンスタンドでは、ガソリンを入れると最後にルーレットが回って、次回の給油で使える2円引きクーポンがもらえます。
なので出来るだけ同じお店で入れるようにしています。
ところでみなさん、タイヤの空気圧って点検していますか?
よく、洗車コーナーの横にあるメーターが付いた器具です。
見たことあるけど使ったことないって言う人、特に女性の場合は多いかもしれませんね。
クーポンは大事にするけど空気を大事にしないアナタへ、今日はクーポンよりも空気を入れた方がお得です、というお話と空気の入れ方について解説します。
3台に1台が空気圧不足
JATMA(日本自動車タイヤ協会)は、毎年4月に全国でタイヤ点検を行っています。
2019年4月の調査において整備不良車両は、点検台数338台中76台(不良率は22.5%)だったと分析しています。
整備不良の内容は 「空気圧不足」が1位となっています。
タイヤの空気は、放っておくとだんだんと抜けていくのでたまに入れてあげないと道路との摩擦負荷が増えてきて、燃費がどんどん悪くなっていきます。
どれくらい燃費が悪くなる?
例えば、
1リットルで15km走る車がありその車のガソリンタンクが30リットルだったとします。
ガソリンが満タンならこの車は「30リットル×15km」で最大450km走行することができます。
もしタイヤの空気が抜けていることで1リットルで14kmしか走らなくなったとすると、 「30リットル×14km」 で420kmしか走行することができません。この差30km。
30km÷ 15kmで2リットルのガソリンを無駄にしたことになります。今のガソリン価格が1リットル130円だったとすると、2リットルで260円。
2円引きのクーポン券を使ったとして、1回満タンにすると30リットル× 2円で60円お得になったと喜んでいても、空気を入れないことで結局200円ロスしています。
他にも、こんな調査結果があります。
一般財団法人省エネルギーセンターの実験結果では、タイヤの空気圧が適正値より50kPa低いと、ガソリン代を1リットル150円で計算した場合、通常と比べて4~7円高い154円〜157円のガソリンを使っているのと同じとのことです。
空気を入れるのは実際にやってみるとけっこう簡単!
実際やってみると結構簡単なのでその方法をここでご紹介します。
※器具は持ち運びができるコンパクトなタイプなど、さまざまですが、ここでは1例として説明しています。
①自分の車の適正空気圧を確認する
まずは自分の車の適正空気圧を確認します。
これは運転席側のドアを開けたところに貼ってあることが多いです。この車の場合、前輪が240kpa(キロパスカル)、輪が230kpaとなっています。まずはこの数字を見ておきます。
②器具のダイヤルを調整する
ガソリンスタンドに設置してある、空気充填器具のダイヤルを調整して、表示されてる空気圧と同じ数字まで調整します。
③空気を入れる
車のタイヤのゴムキャップを外します。しばらくいれていないとゴムが硬くなっている場合があるので、どうしても硬くて動かないようならペンチなどで挟んで回してみてください。
そして器具(タイヤチャックと呼ぶそうです)をタイヤのエアバルブに押し当てて空気を入れていきます。
あとは充填完了まで待つわけですが、
いつまで入れたらいいのか?
ちゃんと入ってるのか?
ここが1番気になるところだと思います。
空気を入れていると秋と言う音がしているのですが同時にチーンと言うチャイムのような信号音が鳴るので、この音が止まるまで空気を入れ続けます。
この音が止まれば設定した空気圧になった状態です。
これで完了。アナタは260円得しました。チャリン♪^_^
まとめ
クーポンで2円得するより、空気を入れて260円得する。
両方を合わせればさらに最強です。
やってみると本当に簡単なので、空気圧はガソリンを入れに行くたびに空気圧をみるようにしましょう。面倒だと思う方でも、せめて1ヵ月に1回ぐらいは見ておくと良いでしょう。
ガソリン代を節約するならクーポンよりも空気を入れることです。
事前に手順を知っておけば、実際にガソリンスタンドに行った時に慌てることや迷う事はないと思います。他にもYouTubeで空気の入れ方を説明している動画はありますので、そちらを見ながらぜひ一度やってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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