今日は、今年の流行語になるかもしれない!?「イートイン脱税」や「正義マン」について思うことと対策について書きます。
今日は「ぼやき」みたいな記事になっていてすみません。ただ、これが僕の正直な感想です。
今朝こんなニュースが。
“イートイン脱税” 後絶たず 座席撤去など店が対応
NHKニュース
2019年11月2日 6時36分消費増税 軽減税率
持ち帰りと店内飲食、それぞれの商品を提供する飲食店では、持ち帰り用として購入したものを店内で飲食することで2%分の消費税を免れる、いわゆる “イートイン脱税” への対応を迫られています。
(中略)
から揚げ店の郷博美店長は「2%分多く代金を支払って店内で飲食してくれる客に申し訳なく、やむなくベンチを撤去しました。同じ商品なのに税率が変わる制度はできればやめてほしい」と話しています。
大手コーヒーチェーンの「ドトールコーヒー」では、店内で飲食する客にも希望に応じ持ち帰り用と同じ紙コップで商品を提供していますが、持ち帰り商品と区別するため「EAT IN」と書かれたシールを貼って対応しています。
何でお店が対応してんねん!と瞬間でツッコミを入れたくなるニュースでした。
このニュースを見ると一体誰がどんな対応を迫られているのか不思議に感じ、同時にいくつかの「間違い」に気づきます。
間違い1 お店が申し訳ないと思うこと
お店の人が他のお客さんに対して申し訳なく感じることはまったくの不要です。
消費税は最終消費者が納付するもので、お店は消費税を預かっている立場です。最後にお店から税務署に「預り消費税」を渡すところまでがお店の担当で、消費者の申告が間違っていることを指摘する義務も責任もありません。
それを指摘するのは税務署の仕事です。
お客さんの申告に基づいて対応した税率で処理しただけで、そのあとのお客さんがどんな対応をするのかはお客さんのモラル次第です。
お客さんが、商品を買ったお店に対して「あのお店、ちゃんと税金を申告するかな?」と心配になることはありません。それはお店の問題だからです。
お客さんは適正な支払いをすればそれ以上のことは相手に任せるしかありません。
間違い2 正義マンの存在
「あのお客さん、持ち帰りって言ってたのにお店の中で食べてますよ」とお店の人に言いつける「正義マン」。こんな人がいるんですね。「自分は正直に支払っているのにあの人ズルい!」という気持ちがそうさせるんでしょうね。
そもそも「正義マン」は言いつける相手を間違えています。
正しい申告をせずにズルいことをしているのは消費者本人なので、「間違っている」と注意する相手は、本来は間違った当人に対して言うべきです。
面と向かって「あなたズルいでしょ!」と言えないから、言える相手に言ってなんとかしてもらうというのは正義マンではありません。
正義マンではなく本当はただの「ビビりマン」です。
正義マンなら「税務署」へ連絡しましょう。
もちろん税務署はいちいちそんなことに対応してくれるとは思えませんけど。
人の間違いを他人にチクっても意味がないことです。
間違い3 イートインスペースの撤去
お店の「イートインスペース撤去」の対応。
不正はお客さん本人の問題で、普通の正当なお客さんへのサービスを削る理由がないのにお店がサービスを削減しているのは迷惑な話です(*_*;
これは「お店の駐車場に不正な駐車をされるから駐車場なくします」と言っているようなものです。
誰を基準にサービスを提供するのかを考えれば、削るべき部分ではないのでお店がその対応をする必要はまったくないと思うのです。
イートイン脱税対策
これは本人のモラルに訴えかける以外に方法はないと思います。
お店のトイレ(男性トイレだけ?)で「トイレをきれいに使っていただいてありがとございます」という張り紙を見かけることがあります。
利用者の無責任な行動を抑制する心理的な効果を狙っています。
それと同じように、
イートインスペースに「適正な申告ありがとうございます」って張り紙をして、本人のモラルに訴えかけるというのはどうでしょうか?
まとめ
イートイン脱税が本当に後を絶たないなら、それはその人の民度に低さの問題であって、正当な人への便利なサービスを削ってまで対応する必要はないと思います。
そもそもの問題は、判断を迷う2種類の税率を混在させる軽減税率という制度なのではないでしょうか?
税率変更だけなら対応できたものの、軽減税率のためのシステム変更に対応できなくて倒産した会社もあります。
あなたはどう思いますか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
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