掃除機で頭を吸われる1000円カットは低品質なのか?1000円カットで失敗しない注文方法

生活とお金など

男性のみなさん、ヘアカットは理容店派ですか?美容室派ですか?

僕は少し前まで美容室を利用していました。

でも、本音ではこんなことを思っていました。

  • わざわざ予約するのが面倒。思いついた時、時間ができた時にすぐ行きたい。
  • 1回4000円は高くて毎月美容室に行くのはもったいない。
  • カットしてもらっているあいだの美容師さんとの会話に気を使う。

そんな理由から、どんどん足が遠き、カットに行くのが面倒で、でも最後は仕方なく行っている状態でした。

そんな中、最近よく見かける1000円カットってどうよ?と思うようになりました。

でもな~、でも1000円でしょ?確かに安いけど、カットの技術もあんまりないんじゃないの?なんて思って最初は躊躇していたのですが、何度か行くうちにだんだん要領がわかってきました。

今回は、1000円カットをまだ利用したことがない方に、1000円カットもやり方次第で、そんなに悪くないよ、というお話です。

スポンサーリンク

1000円カットは低品質なのか?

初めての1000円カットは衝撃でした。

それまでの人生で「掃除機で頭を吸われる」という経験がなかったからです(笑)
ただ、一度経験すると、あのシュポッと吸い付く感覚がやみつきになります。(もしかして僕だけでしょうか?)

ところで、1000円カットは安いんだから、普通の美容室の4000円くらいするカットよりも低品質だと思っていませんか?

これを説明するのに面白い動画をyoutubeで見つけました。

「リキヤとガクト」さんの動画で、
「【美容院】1000円カットと4000円カットでクオリティ変わらない説」という動画です。

これを見てもわかる通り、1000円だから低品質で、4000円だから高品質ということもありません。 もちろん、お店やスタッフにるとは思いますが。

1000円カットではどんな人がカットしているの? 

1000円カットって安いんだから、技術的にヘタなんじゃないの?と思うかもしれません。
お店の中に「スタッフ募集(研修あり)」と張り紙がしてありますしね。

1000円カットで働いているスタイリストはどんな人達なんでしょうか?

実際のところ1000円カットのスタイリストにはいろんな経歴の方がいます。

  • 美容師として働いていて今は子供がいるので決まった時間しか働けない人
  • 昔自分でお店を経営していたものの、スタッフとの問題でお店を続けることができなくなって閉店した元店長
  • キャリアが長く技術はあるもの、年齢が高くなって最新の髪型や流行を興味関心を抱かなくなって美容室では務められなくなった元美容師

このように、1000円カットだからといって一概にスタッフの技術が技術レベルが低いと言うわけではありません

1000円カットの経営は成り立つの?

まったく大きなお世話ですが、1000円という低価格で経営は成り立つのかな?と思いませんか?

1000円カットは薄利多売のビジネスモデルですが、回転さえすれば十分成り立ちます。

数字を入れてシミュレーションしてみればイメージしやすいですね。

洗髪などいろいろなサービスを省略して1人当たりにかかる時間はだいたい10分から15分程度です。

  • 1時間に4人カットしたとして1時間で4,000円
  • 8時間で32人、1日の売り上げは32,000円。
  • 曜日にもよりますが、仮に1日のスタッフが3名とすると1日の売り上げは96,000円
  • 営業日数を1ヵ月間30日とすれば96,000円× 30で、1か月の売り上げは2,880,000円

そこからテナント料や人件費を引いたとしても、経営は十分にやっていけると思います。

一方で普通の美容室を考えてみると、美容室のカットの単価をだいたい4000円くらいとして、カット以外に、シャンプーやブロー、セットなど、お店によってはマッサージなんかもやっていて、1人に対してだいたい1時間くらいかかります。

経費面でも、水道代やシャンプーなど、1000円カットでは必要ない経費がかかっていますし、店の内装にも凝っているところが多いので、そこに対する初期投資も結構かかっています。

これは確認していないので、これはあくまでも僕の想像になりますが、1000円カットのお店はどこかのショッピングモールにテナントとして入っていることが多いので営業時間はきっちりと決まっています。

長時間労働、サービス残業が多いとされる美容師さんたちにとって働きやすい環境なので、 スタッフの採用コストは広告で求人募集する美容室よりも低額で済みます。

以上の点から考えても、1000円カットは十分に成り立つビジネスモデルで、値段の高い美容室のほうが経営的に有利と言う事は言えません。

1000円カットのメリット

1.予約する必要がない

予約制ではないので、髪を切りたいと思ったときにお店に行って並ぶだけです。

僕は、あらかじめ先の日程で予約をしてその時間を空けておくのが好きじゃないので、僕と同じように「予約までして行くのが嫌」という性格の人には1000円カットはぴったりです。

2.早い 10分から15分程度

カットのみでシャンプーなどがないので、平均的な時間は10分から15分程度です。

お店によってはタイマーセットして、目安の時間を設定しています。

時間が短く、スタイリストと世間話をしている時間はあまりありません。
逆に僕は、美容室でスタイリストさんが気を使っていろいろ話かけてくれるのが、気を使って少し苦手でした。

なので、他人と話すのが苦手な人や気を遣うのが嫌な人にはいいと思います

あと、カットに行くときは整髪料はつけていかない方がいいですね。

3.普通の髪型ならとりあえずなんとかなる。

芸能人や超オシャレ男子のように、特に難しいカットを望まない限り、普通に仕上がります。

ネットで1000円カットについてのコメントを見ていると、「街を歩けないほど恥ずかしい髪型にされたから二度と行かない」なんてコメントもありますが、普通に注文すれば、そんな恥ずかしい髪型になることはありません。

1000円カットのデメリット

1.スタイリストの指名はできません

前にカットしてもらったときにうまくカットしてくれたスタイリストにお願いしたいと言う気持ちもわかるのですが、お店の時間効率を最優先するため、スタイリストの方を指名することができません。

もしかして常連になると、少しはそんなお願いも聞いてもらえるかもしれませんが、多くのお店では「スタイリストの指名はできません」と書かれていることがほとんどです。

2.洗髪やパーマ、顔そりはありません。

基本的にメニューはカットだけに限定されているので、基本的にシャンプーやパーマなどのメニューはありません。

いろんなサービスも削ってカットのみにすることで低価格を実現しています。
なのでシャンプーやパーマなど時間のかかる付随サービスはやっていないところがほとんどです。

お店の構造をみても、カットする台の周辺に水道設備がないお店が多いです。

3.最後に掃除機で頭を吸われます

サービスメニューをカットに限定することと、設備投資を最小限に抑えて低価格を実現しているので、さきほども書いた通り、洗髪台がありません。

カットした後の細かい毛を取り払うのは「掃除機」です。
そう、頭を「掃除機」で吸われます。壁からノズルが出てくるんですが、確かにあれは掃除機です。

慣れてきたらどうってことないんですけど、初めて行った時は自分がゴミになったような少し複雑な心境でした。

1000円カットの上手な利用法

1.写真を活用する

1000カットに行く前に、ヘアカタログの本などでお気に入りのヘアスタイルの写真を撮っておいて、それをスタッフの人に見せると言うのが1番手っ取り早く有効な方法です。

できればその時に、①前髪、②サイド、③後ろ髪、④トップの各部分の長さが書かれている部分も一緒に写真を撮っておくと良いでしょう。

これをしておくとよりカットの内容が具体的になります。

参考ですが、全国展開するQBハウス(1200円カット)ではカットカルテという便利なアプリを提供しています。 お店を探したり、希望するヘアスタイルをスタイリストに伝えるためのアプリです。 QBハウス 「 カットカルテ

3.カットする長さを具体的に指示する

1000円カットの常連さんは結構やっている事ですが、
カットしてもらう時、「襟足が何ミリのバリカンで、トップは何センチ、サイドは何センチ刈り上げて…」と各部分の長さを具体的に指示します。

こうすることですることでカットするスタッフの方もどうすればいいのかが具体的にイメージが沸くので失敗する確率が減ります。

まずは、ヘアカタログにも書いてある①前髪、②サイド、③後ろ髪、④トップの4項目を数値で伝えるようにしてみましょう。

1000円カットの常連になってきた僕も、最近はこんな利用の仕方をしています。

長さを指定して切ってもらうと、たいていのスタッフの方はカットしながら途中で「これぐらいで良いですか?」と聞いてくれるので、それが思っていた長さじゃないときにはしっかりと「この辺はもう少し切ってください。」とか、「この辺をもう少しすいてください」と具体的にお願いしています。

そうすることでお互いに感覚のズレがなくなって、思い通りのヘアスタイルに近づくことができます。

2.一度うまくいった髪型を自撮りして保存して、次回からそれを見せる。

一度、そのお店で気に入ってカットができたら、カット後すぐに自撮りして写真を保存しておきます。

次回その写真を見せて「前回こんなふうにしてもらったんだけど」と本人がカットされた状態の写真を見せることで、カットするスタッフにより具体的なイメージを持ってもらえると思います。もし、前回カットしてくれた人と同じ人ならさらによく伝わります。

まとめ

1000円カットを上手に利用するポイントは、

①ヘアカタログの切り抜き写真をつかったり、自撮り写真を用意する。

②部分ごとにカットする長さを具体的に指定する

あとは、それが100%できると思わないこと。高すぎる希望を持たないこと。これは4000円のヘアカットでも同じですね。

最後はそのお店のスタッフのスキル次第ということになるかもしれませんが、どうしてもいいスタッフにあたらなければ、他の1000円カットのお店に行ってみればよいだけです。

とにかく「全部おまかせ」にならないよう、上手に注文することで、たとえ1000円カットのお店でも、決して4000円のお店にも引けを取らない仕上がりになります。

これから1000円カットを利用してみようと思う方の参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました