メンタリストDAIGOさんが「1日20分の運動が人生を変える」といったテーマの動画の中で話していた運動方法を実際にやってみました。
動画の中で、1日20分程度の短くて軽い運動でも、脳を活性化してメンタルの安定をもたらし、充実した人生を送ることができる、というようなことを話していました。
「10分折り返しウォーキング」は、動画の中で「こんなウォーキングの方法なんかも良いのでは?」というDAIGOさんの意見として話していた方法です。
それを実際にやってみることにしました。
サンプル数1の話なので、参考になるかわかりませんが、自分が実体験としてやってみて感じたことを書いてみます。
「10分折り返しウォーキング」とは
1日20分のウォーキングをするための方法ですが、ネーミングの通り、10分経ったら途中で折り返して戻ってくるウォーキングです。
違う道ではなく「折り返す」ところがポイントで、時間は余裕があれば10分以上でも何分でもOKです。
タイマーをセットしてウォーキングスタート
ここでは20分のウォーキングをするという前提で書きますが、実際は自分の予定している時間の半分でタイマーセットします。
①タイマーをセットしてスタート
携帯で10分後にアラームが鳴るようタイマーをセットしてウォーキングをスタートします。
②自由に歩く
ウォーキングのコースは特に意識せずに自由に歩きます。
③10分経ったら折り返す
ウォーキングをスタートして自由に歩いていると、10分経った時点でアラームが鳴るので、その時点で進むのをやめて、今度はスタート地点に向けて折り返します。
違う道を通るのではく、来た道と同じ道を戻ります。
来た道を戻る効果
来た道を戻るのは、同じ景色を今度は反対側から見ることで、それまで見てきた景色が反対に映り、同じ道なのに、その土地や景色の中に新しい発見ができる可能性が高まるためです。
そしてもう一つ得られる効果は、元来た道、曲がってきた角を思い出しながら歩くことで、認知機能を鍛えるという効果です。
効果が期待できる根拠となる2つの研究
動画の中でもあったのですが、20分の運動に効果がある事を説明する2つの研究をご紹介します。
(1)イリノイ大学の研究
子供たちを対象に20分の軽いウォーキングをした後、脳の活性化を調べた結果、脳が活性化する物質が分泌されることがわかった、というものです。
参考ブログ:試験で成功する秘訣は「20分の運動」にあった
メンタリストDAIGOさんの動画では、このような軽い運動により脳内では、次の物質が分泌されて脳が活性化しているのだとか。
①BDNF(脳由来神経栄養因子)という「脳細胞の増加には不可欠な神経系の液性蛋白質」が合成される。BDNFは神経細胞の生存、成長やシナプスなどの神経細胞の成長を調節する物質で、脳細胞の増加には不可欠なタンパク質です。年をとっても脳が成長できる物質です。
②認知力や注意力やる気集中力を高めるドーパミン
③気分を高めるノルアドレナリン
①から③の物質はどれも脳に対して重要な物質で、特に①については歳をとってからでも脳の発達を助ける重要な物質です。
(2)ペンシルベニア州立大学の研究
この研究では、1日20分の運動で気分を上昇させる効果があることがわかったといいます。
実験方法はこんな感じです。
被験者をA~Dの4つのグループに分けて、1ヵ月間運動をさせ、その後メンタルテストを受けてもらい、その時の気分かどうかを調べました。
Aグループは「定期的に運動もして」、「テスト当日も運動した」というグループ
Bグループは「定期的に運動はしている」が「テスト当日は運動しなかった」というグループ
Cグループは「定期的には運動しなかった」が「テスト当日だけ運動した」というグループ
Dグループは「定期的な運動」も「テスト当日も運動をしなかった」グループ
その結果、最もメンタルテストの結果が良かったのはもちろん、「定期的な運動」も「テスト当日も運動」もしていたAグループでした。
ところが、2番目にテストの結果が良かったのは、なんと「定期的には運動をしていなく」て「当日だけ運動した」Cグループだった、という調査結果でした。
これによりわかったのは、「定期的に運動しなくても当日運動するだけでも効果がある」ということでした。
まとめと感想
今日は、メンタリストDAIGOさんが動画の中で考察として話していた「10分で折り返すウォーキング」を実践してみました。
その結果、脳内物資はどうかわかりませんが、すがすがしい気分になれましたし、何より頭が冴えて午前中の仕事がはかどりました。体力的にも時間的にも負担もないので、これなら続けられそうです。
休日など、時間に余裕があれば20分じゃなくて30分、40分と伸ばしてみるのも楽しいと思いました。
みなさんもぜひ「10分折り返しウォーキング」を試してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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