みなさんは、日本国内を走る「自動車のナンバープレート」といわれてみなさんはどんなものを想像しますか?
きっとこんな感じですよね?
先日、ふだんあまり見かけないナンバープレートの車を見ました。
それがこんなナンバーです。
右上の数字の一部がアルファベットになっています。
なんだろう?と思いナンバープレートについていろいろ調べてみました。
ナンバープレートの構成
車のナンバープレートをよく見てみると、地域名や3桁の数字、ひらがななどが書かれていますが、ナンバープレートは、①地域名、 ②分類番号、 ③ひらがな、④4桁の数字(一連指定番号)という4つの項目で構成されています。
これらの組み合わせで登録されている自動車を識別します。
ナンバープレートの「分類番号」に使われる10のアルファベット
じつは、この「分類番号」には 3桁の数字が使われていますが、この3桁の数字の一部にアルファベットが使われることがあります。
分類番号にアルファベットが導入されたのはまだ2018年からと歴史が浅いため、まだ記号が使われたナンバープレートを目にすることは多くありません。
使えるのは下2桁までで、全部をアルファベットにすることはできません。
そのアルファベットは10文字あります。それは
「A、C、F、H、K、L、M、P、X、Y」の10文字です。
他の16文字のアルファベットは現在は使用されていません。
理由は、
B(ビー)→8
D(ディー)→0
I(アイ)→1
など、数字と間違いやすいからです。
ナンバープレートに使われない6つのひらがなは「お・し・へ・ゐ・ゑ・ん」
また、ナンバープレートの左側にある「ひらがな」の部分には特定のひらがなが使われません。
その、使われないひらがなは「お・し・へ・ゐ・ゑ・ん」の6文字です。
それぞれのひらがなが使われないのには理由があります。
「お」・・・ 「あ」と形が似ている、「を」と発音が似ているため。
「し」・・・ 「死」を連想させ縁起が悪いため。
「へ」・・・ 「屁(おなら)」を連想させイメージが悪いため。
「ゐ」・・・ 「い」と発音が同じため。
「ゑ」・・・ 「え」と発音が同じため。
「ん」・・・ 発音しづらく、また聞き取りにくいため。
ちなみに、使われるひらがなは、自動車の用途などによって違います。
普通自動車には「さ・す・せ・そ・・・」など29文字
軽自動車には「あ・い・う・え・・・」など39文字
レンタカーの場合、「わ」と「れ」の2文字
その他の特殊なナンバープレート
普段なかなか見ることがありませんが、このほかの特殊なナンバープレートとして、
自衛隊の車両や、アメリカの軍関係者が使用する私有車両があります。 アメリカの軍関係者の車ナンバープレートには主としてアルファベットが使用されます。
自衛隊は、数字だけのナンバープレートをつけています。
自衛隊車両のナンバーについては、乗りものニュースの記事がわかりやすくて参考になります。
乗りものニュース
「自衛隊ナンバープレートの読みかた 一般車のそれとは別物、数字の意味するものとは」
さいごに
ふだんはあまり意識することのない車のナンバープレートですが、調べてみるとおもしろいルールがあるものですね。
小ネタ、雑学としてどこかで誰かに話してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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