習慣は人生を変える!吉井雅之著「習慣が10割」から学んだ、習慣化させるためのマインドと継続するためのポイント

読書・書評

勉強やブログ、ダイエット、ランニングなど、みなさんは身に付けたい習慣はありますか?

またタバコのように止めたい習慣ってありますか?

どちらにしても続けることって難しいですよね。

アメリカの哲学者・思想家のジョン・デューイ氏はこう言っています。

人間は理性の生き物でもなければ、本能の生き物でもない。
人間は習慣の生き物である。

今日は、習慣化するための考え方やコツが書かれた1冊、吉井雅之著「習慣が10割」を読んでわかったことをご紹介します。

何をしても続かないと自信をなくしている人にオススメの本です。

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著者について

著者の吉井雅之(よしいまさし)さんは1958年神戸市生まれの62歳(2020年現在)

過去の吉井さんは何をやってもダメダメで仕事もなかなか続かなかったそうです。

32歳のとき、習慣が全てを決めているという言葉に出会ってから、もう一度やり直してみようと人生を立て直し、今では「習慣形成コンサルタント」としてセミナーで全国各地を回り、15年で50,000人の実践トレーニングを行うまでになられた方です。

詳細はAmazonの書籍説明をご覧ください。

本書の要点

この本に書かれていることを、自分なりに簡単にまとめると以下の通りです。

①今の自分は過去の習慣の積み重ねでできている。習慣は意思の強さではなく脳の仕組みとしてとらえよう。

②ポジティブな思考と言動で前向きな「錯覚」をしよう。

③習慣化するコツとして、続けたい習慣は低めのハードルを、やめたい習慣には高いハードルを設定しよう。

④簡単な習慣をとことん続けることでいつのまにか本当の習慣になる。

本書ではそのポイントを細かく分けて、読みやすい形で教えてくれています。

今まで継続力に自信がなかった人にとって「人に能力の差はなし。あるのは習慣の差だけ」という言葉に少し安心できるのではないでしょうか。

自己否定も自己嫌悪も必要ありません。

自分はダメだなんて思わなくていい」と励ましてくれる1冊でもあります。

本書の構成

この本は、第1章から第5章までで構成されていて、その概要は以下のとおりです。

第1章 人生は「習慣が10割」
習慣が人生の全てを決めていることについて説明しています。

第2章 なぜ、あなたは続けられないのか?
「習慣」とは何か?習慣の正体について解説しています。

第3章 意思が弱い人でも続く!「最強の習慣化」スキル
習慣化のポイントについて説明しています。

第4章 「脳の力」で、習慣を超強力にする
脳にアプローチして強力な習慣を作る方法を解説しています。

第5章 週間の力で、「あなたの人生」が動き出す
勉強や運動、ダイエット、貯金。読書、子育てなど、各テーマごとに習慣化するためのポイントを解説しています。

ものごとを習慣化するのに意志の強さや才能は不要!必要なのは錯覚だ

この本の中の一番気に入った部分です。

ものごとを習慣化できないことに対して「なんで自分はいろいろなことが続かないんだろう?自分はダメなやヤツだ」と、自分の意思の弱さを責めたり、自分を嫌ったりしていませんか?

著者は本書の中で習慣化するために必要なのは、意識の強さや才能は関係なく、必要なのは「錯覚」だと言っています。

やれる!できた!という前向きな錯覚が続けることへのモチベーションになります。

そもそも「能力がある」とか「能力がない」とか、「意思が強い」とか「意思が弱い」とか、いったい誰が決めているのでしょうか?

世界共通の尺度がないのであれば、その基準を持っているのは「自分自身」です。

自分で自分のことを私には能力がない続ける意思が弱い自分はダメだと勝手に決めつけているだけ。

そもそもこの思考自体が、ネガティブに考える習慣から生まれています。

思いっきり自分に都合よく錯覚し、自分の脳をダマした方が良い方向へ進めます。

嘘でもいいので前向きに捉えることで、脳の「潜在意識」に働きかけ、そのうち本当にその習慣が身に付くようになる、と本書には書かれています。

何をやっても続かない人のための習慣化のコツ

ここからはこの本を読んで学んだことをいくつか紹介します

①1つ前の習慣を決める

続かない人には共通点がある。

それは1つ前の習慣を意識していないことだと著者はいいます。

例えば、毎朝6時に起きるということを習慣にしたいとすると、それを実行するために何時に寝るのかを決めることが大事だといいます。

確かに6時に起きたいと思いながらその前日4時まで夜更かしをしていれば6時に起きるのは難しくなりますよね

例えば他にも朝のランニングを習慣化したい場合、朝起きてからトレーニングウェアを探し出して準備を始めるとなかなか続けられません。

ところが寝るときに枕元にトレーニングウェアを用意しておく、もっと極端に言うとトレーニングウェアを着て寝るなどすれば翌月のランニングに対してハードルが下がりますよね。

このように「1つ前の習慣」を決めておくことで続けたい習慣に対するハードルを下げることができます。

②子供に勉強の習慣をつけさせたい

著者が、小学生を対象とする能力開発トレーニングを行っているときに、子供たちにいつも約束をしてもらうことがあるそうです。

それは「自分が使ったお箸とお茶は自分で洗うこと」。

付き添っている保護者からすると、勉強ができるようになってほしいのに、なぜお箸と茶碗を洗わせるのか?と疑問に思うかもしれません。

その理由は、勉強と関係ないところで「自分で決めた約束を守る」という経験をさせることが大事だと考えているからです。

小さなことを習慣化できる人は、その対象が受験勉強になっても続けることができるといいます。

子供の時に経験した続けるスキルはどんなことにも応用できるはず。

この考え方は子供を持つ親として納得できるものなのではないでしょうか。

勉強が苦手で続かなかった子に対して勉強以外に何か出来るような小さな習慣を始めさせてみて下さい。

最後に

今日は「習慣が10割」についてご紹介させていただきました。

各テーマごとに適度なボリュームになっていて、ページに占める文字量もそんなに多くなく、とても読みやすい本です。

ご紹介しているのはこの本の一部なので、気になる方はぜひ本書を手に取って読んでみて下さい

最後までお読みいただきありがとうございました。

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