喫茶店のモーニングに出てくる外はカリカリ、中はふわっとした食パンって美味しいですよね。
外はカリカリ、中はふわっとした食パンを焼くにはちょっとしたコツがあったんです。
喫茶店のモーニングを完全再現できなくても、ちょっとしたポイントに注意するだけで、市販の食パンをおいしく焼くことができる、そんな朝食が楽しくなる方法を解説します。
まず、結論です。
おいしい食パンを焼くポイントはこの3つ
①トースターに入れる方向
②湿度
③切り込み
以上です。
では、解説です。
①トースターに入れる向き
トースターに入れる向きを注意をすることで、パサパサにならないようにすることができます。
食パン1辺がへこんでいる理由を考え、上下の向きを確かめる
食パンの形をよく見ると1辺だけへこんでいます。 へこんでいる方が上、その反対側が下です。
焼きたてのパンは湿度がたっぷりあるので、その重さで上が凹みます。
だからあんな形になっているんです。
重さでヘコんだパンの生地の密度は均一ではない。
食パンが重さの影響を受けることを考えると、パンの中身の密度は均一ではないことがわかります。
上のほうが重さで潰れるので密度は濃くなり、下の方は上に比べて密度は薄いため柔らかくなります。
トースターの電熱線の形状に注目
機種によっても違うのですが、多くのトースターは電熱線が奥のほうに配置されています。
そのため、トースターの庫内でも温度差があります。
そこでパンの密度の濃い上側を奥にしてしまうと、奥の方で高温の熱が当たって水分が飛ばされパサパサになってしまいます。
なので、パンの下をトースターの奥に向けて入れます。
手前のフタに近い方は、庫内の温度が低くなるので、熱が伝わりにくくなっています。
パンの上側をトースターの手前にすることで水分の飛びすぎを防ぐことができます。
②湿度を保持する
パンがパサパサになる理由はトースターの庫内の熱によって水分が蒸発するためです。
焼き立てパンなら湿度も多く含んていますが、市販の食パンとなると焼き立てパンよりも湿度が少なくなります。
そこで、湿度が飛ばないための工夫が必要になります。
お金に余裕があればトースターをアラジンに変える
美味しい食パンが焼けると最近人気のトースターが「アラジン」。
最近、テレビの情報番組でもよく取り上げられています。
大人気のトースター「アラジン」の製造メーカー「日本エー・アイ・シー株式会社」は兵庫県にある暖房器具メーカーです。
つまり電熱線の専門技術を持った会社です。
最大の特徴は、暖房器具にも使われている電熱線で一瞬で庫内を高温にする技術。
通常のトースターの電熱線なら1分以上かかるところ、わずか数秒で1300度まで発熱します。
このため、パンの中の水分を飛ばすことなく表面だけをカリカリに焼くことできます。
しかし、なかなか値段も高くて1万円以上します。
贈り物にするなら喜ばれると思いますが、自分で買うのは迷いますよね。
もっと簡単な方法
もっと安くて簡単の方法は、適度な湿度を与えてくれるアイテム、トーストスチーマーを使うことです。
この他にいろんな形のものが1000円くらいで売られています。
トーストスチーマーを事前に十分に水に浸しておいて水分を染み込ませ、 パンと一緒にトースターの中に入れます。
庫内で水を含んだスチーマーから水分が蒸発してパンに水分を与えます。
さらにもっと簡単な方法
冷凍しておいたパンを焼くときによく使い方法ですが、トースターに入れる前にパンの表面に直接水をかけるのも効果的です。
ただし、水分を均等に与えるのが難しいので、焼きあがったときにまだらに焼きムラができることがあるので注意が必要です。
③切り込みを入れる
これはパンの湿度と関係ありませんが、バターの染み込みを良くするために、パンの表面に立てと横切り込みを入れるのもポイントです。
焼く前に切るのか焼いた後に切るのか迷うところですが、先に切り込みを入れたほうが、見た目がきれいに焼けますし、バターの塗り込みが楽なのと、バターが生地によく染み込みます。
まとめ
今回は、市販の食パンを美味し焼く方法についてお知らせしました。
ポイントは3つです。
①トースターに入れるとき、凹んだ方を手前に入れる
②湿度を保持するアイテムを使う
③先に切り込みを入れる
ちょっとした工夫で食パンを美味しくすることができて朝食が楽しくなります。
トースターを買い替える前にぜひ一度試してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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