オーディオブックって利用したことありますか?
オーディオブックは「本の朗読サービス」です。「耳で読む本」として、スキマ時間や家事中、移動時間を有効に使えるのでとても便利です。
僕の場合、こんなシーンで使っています。
- 台所でご飯を作りながら聴く
- 洗濯ものをたたみながら聴く
- ウォーキングしながら聴く
- 電車やバスでの移動中に聴く
youtubeなどの動画を見るのもよいのですが、耳からの入る言葉の情報を頭で想像しながら聴くのも楽しいものです。
そんな、オーディオブックに興味はあるけどどのサービスを選べばよいのかわからない方へ、アマゾンのオーディブル(Amazon Audible)とオーディオブック(audiobook.jp)という有名な2つのサービスの特徴と違いをできるだけ簡単に解説してみました。
料金設定もサービス内容もそれぞれ違うので、サービスの特徴を知って、自分に合った方を試してみてください。
オーディブルとオーディオブックって?
どちらもオーディオブックを販売していますが、運営主体が違います。
オーディブル(Amazon Audible)
誰もが知る世界企業、あのAmazonが運営しています。世界的なシェアもあり40万冊ものオーディオブックがあります。
洋書も含めて40万冊なので、日本語で聴ける本はもっと少なくなりますが、それでも1万冊以上の日本語の本に対応しています。
オーディオブック(audiobook.jp)
運営元は株式会社オトバンクという、2004年設立の日本の会社です。株式会社オトバンクがオーディオブックを製作・販売からサイト運営のすべてを行い、こちらも1万冊以上の日本語の本を取り扱っています。
ビジネス書のベストセラー『僕は君たちに武器を配りたい』の著者として有名な瀧本哲史さんが「エンジェル投資家」としてこのビジネスの成長を見込み、株式会社オトバンクの取締役にも就任していました。(瀧本さんは現在故人)
アマゾンオーディブルとオーディオブックのサービスの特徴
2つの有名サービスのそれぞれの特徴をできるだけ簡単に説明します。
オーディブルは月額1500円1コイン制
- 月額1500円で毎月コイン1枚付与。
- 付与された1コインで価格に関係なく好きなオーディオブックを1冊購入可。
- コインとは別に月替わりのオーディオブック1冊無料。
- ポッドキャストが聴き放題。
- 購入タイトルの返品・交換が可能。
- 非会員価格の30%OFFで単品購入が可能。
- 退会しても購入したタイトルは聴くことができる。
オーディオブックは月額0円~33000円まで幅広い
一方、オトバンクのオーディオブックは、会員登録無料、月額750円の「聴き放題プラン」や月額550円~33000円の「月額会員プラン」あり。このほかポッドキャストも聴けますが料金は無料~有料までコンテンツによって違います。
月額会員プランは一見すると得なのか損なのかわかりにくいように感じますが目的によってはお得に使うことができます。この辺は後述します。
これが月額会員プランです。
会員区分 | 料金 | 付与ポイント | お得ポイント |
①月額会員500 | 550円 | 610ポイント | 60ポイント |
②月額会員1000 | 1,100円 | 1,220ポイント | 120ポイント |
③月額会員2000 | 2,200円 | 2,450ポイント | 250ポイント |
④月額会員5000 | 5,500円 | 6,500ポイント | 1,000ポイント |
⑤月額会員10000 | 11,000円 | 13,450ポイント | 2,450ポイント |
⑥月額会員20000 | 22,000円 | 28,000ポイント | 6,000ポイント |
⑦月額会員30000 | 33,000円 | 42,000ポイント | 9,000ポイント |
取得したポイントは6か月間有効です。取得したポイントを月額サービスの支払いに使用することはできず本の購入のみに利用可。
カテゴリー設定はどちらもほぼ同じ
オーディブル(Amazon Audible)とオーディオブック(audiobook.jp)ともに、カテゴリー設定がありますが、表示方法の細かさが違うだけでどちらも同じように感じました。
Amazonオーディブルが23カテゴリ、オーディオブック(audiobook.jp)は10カテゴリーで表示されています。
オーディブル | オーディオブック |
1.エンターテインメント・アート | 1.ビジネス |
2.自伝・回顧録 | 2.自己啓発 |
3.ビジネス・キャリア | 3.教養 |
4.絵本・児童書 | 4.語学 |
5.コンピュータ・テクノロジー | 5.実用・資格 |
6.教育・学習 | 6.文芸・落語 |
7.アダルト | 7.ラノベ・アニメ・ラジオドラマ |
8.衛生・健康 | 8.講演会 |
9.歴史 | 9.BL・TL・ロマンス |
10.ホーム・ガーデン | 10.官能・アダルト |
11.LGBT | |
12.文学・フィクション | |
13.資産・金融 | |
14.ミステリー・スリラー・サスペンス | |
15.政治学・社会科学 | |
16.自己啓発・人間関係・子育て | |
17.宗教・スピリチュアル | |
18.官能・ロマンス | |
19.科学・工学 | |
20.SF・ファンタジー | |
21.スポーツ・アウトドア | |
22.ティーン | |
23.旅行・観光 |
オーディブル(Amazon Audible)とオーディオブック(audiobook.jp)どちらがおすすめ?
結論を一言で言ってしまえばどちらがおすすめかは「使い方による」となってしまうのですが、僕の考えはだいたい次のとおりです。
「とにかく1冊オーディオブックを試してみたい」という人にはオーディブル(Amazon Audible)
まずは1冊オーディオブックを試してみたいという人にはオーディブル(Amazon Audible)をおすすめします。
その理由は
「必ず最初の1冊が無料でもらえる」からです。
オーディブル(Amazon Audible)で初めて登録した人は30日間無料で利用できます。さらに、どんな価格の本でも1冊無料でもらえるので、1冊の本をじっくり聞いて試すことができます。
もし、「やっぱり音声で本を聴くのは合わないな」と感じたら無料期間中に退会すればお金はかかりません。
なおかつ、最初に選んだ1冊は退会してもずっと聴くことができます。
(2回目の入会からは「最初の30日無料」は適用されません)
たくさんの本を聴きまくりたい!という人にはオーディオブック(audiobook.jp)
一方、とにかくたくさんオーディオブックを聴きまくりたい人にはオーディオブック(audiobook.jp)の「聴き放題プラン月額750円」がおすすめです。
「聴き放題プラン」にも30日間の無料お試し期間があります。
一見Amazonのオーディブルと同じですが、聴き放題プランをやめた場合、それまで選んでいた本を聴くことはできないのがAmazonのオーディブルとの違いです。
ただし、聞き放題プランのラインナップは有名な本でも少し前のものが多く、最新版のビジネス書や新書は「聴き放題プラン」のラインナップには入っていないことが多いと感じました。
もしも新刊がほしいときは別途購入する必要があります。
価格が1500円以上の本を買うならオーディブル(Amazon Audible)
オーディブル(Amazon Audible)は、月額1500円で毎月コインが1枚付与されます。そのコインを使えば、値段は関係ないので、単品購入でたとえ3000円もする本であっても1冊購入できます。
オトバンクのオーディオブック(audiobook.jp)はオーディブルよりも価格設定が安いほうですが、もしも1500円以上の本を購入したい場合はオーディブル(Amazon Audible)の1コインで購入した方がお得になります。
たくさん購入したいならオーディオブック(audiobook.jp)
オーディブル(Amazon Audible)は、コインを使う場合は価格は関係ありませんが、単品購入となると1冊の価格が2000円~3000円とわりと高額なのがデメリットです。
オーディブル会員は一般価格よりも30%安く買える、とうたっていますが、そもそもが高い!
同じタイトルの本がオーディブルとオーディオブックの両方でリリースされていることもありますが、
オトバンクのオーディオブック(audiobook.jp)の場合、僕の肌感覚ではオーディブルよりも50%~60%くらい価格設定が安くなっています。
●聴き放題よりも単品購入のほうがよい場合も
オーディオブック(audiobook.jp)の「聴き放題プラン」は、月額750円でいろんな本が聞けるのですが、対象作品が変更される可能性もあるので、気に入った本がいつまでも聞けるとは限りません。
ずっともって手元におきたい本はラインナップから消える前に購入したほうがいいので、そうなるとより安く買えるオーディオブック(audiobook.jp)の方がおすすめと言えます。
●月額プランをつかって効率よく本を買う
欲しい本がすでに何冊か決まっている場合は、その合計金額を考えて「月額会員プラン」に加入するとお得に本を買うことができます。
「月額会員プラン」は月額550円~33000円まで7種類あります。高額なプランになるほどおまけポイントが多くなります。
たとえば、月額会員10000のプランでは税込11,000円を払うと13,450ポイントが付与されます。
1ポイント1円で使えるので、支払った金額よりも2450ポイント=2450円分お得になります。
●有効期限内にポイント使い切って会員変更
購入したポイントの有効期限は6カ月あるので、その間にポイントを使い切ってしまえば効率よく本を買うことができます。
そして、翌月までに月額会員プランの金額を変更するか月額会員をやめて無料会員に変更すれば、お得により多くの本を購入することができます。
まとめ
アマゾンのオーディブル(Amazon Audible)とオーディオブック(audiobook.jp)の特徴と違い、お得な使い方を解説してみました。
どちらのサービスを利用するにせよ耳の空き時間を活用するオーディオブックはおすすめです。
場面に応じて使い分けるのがベストと言えそうです。
まだ試したことがない人は「本を聴く」というスタイルが自分に合うのか、ぜひ一度試してみてください。
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